地域の話題2018(3月号) of tokachi_nosai


各地域の身近な話題やニュースなどをより詳しく掲載しています。
十勝管内の取材地区は19地区ありますが、隔月での掲載となりますのでご了承ください。





帯 広 日本各地から帯広へ農業インターンシップ

10.obihiro1.jpg中村さん製作の「スズメバチ」 以平地区の岡崎守さんは、農業インターンシップで日本全国の大学生を受け入れて10年ほどになる。
 この制度は農繁期における人手不足の解消と地域農業の魅力発信を目的として、帯広市が実施している。
 今年度は2期合計で約80名の学生が市内の生産者宅に分かれてさまざまな農業体験を積んでいる。
 単なる農業体験のみならず、共同生活を通じて自身の働き方や生き方を探求できるプログラムが人気で、10.obihiro2.jpg専用の工具で製作する中村さん往復の旅費などは自己負担になるが、それでも希望して来る意識の高い学生が集まっているとのことだ。岡崎さん宅で体験していた学生からは「途上国の支援に興味があり、そのため農業の現場が知りたい」あるいは「将来農業法人に就職を希望しており、農業を身をもって体験したい」といった声が聞かれた。岡崎さんは「農業はもとより人間関係で意義深い経験の一助になればと考えている。実際学生たちは日毎に顔つきが変わり、たくましくなっていく」とうれしそうだ。
 インターンシップ終了後に続く交流も、受け入れを続ける理由のひとつのようだ。(馬来)  

大 樹 牛乳を使った料理を作ろう!

20.taiki1.jpgお乳が出ない牛はどれだ? JA大樹町女性部(西川広子部長=日方地区)は小学生を対象とした「食育料理教室」を開催した。
 地元の特産品を使った料理や学習を通して、食への関心や命の大切さを知ってもらうことが目的で、小学1年生から6年生まで約20名が参加した。西川部長は「大樹町の特産品である牛乳など食材を使って今後『食』に対する興味をもってくれれば」と話す。20.taiki2.jpg鶏肉にヨーグルトを混ぜ込むよ
 この日は「タンドリーチキン」、「チーズとハムのおにぎらず」、「レタスとさけるチーズのスープ」など4品目を調理。切りにくい鶏肉を目の前に包丁で悪戦苦闘する児童にやさしく手を添える女性部メンバーの姿も見られた。食事中には食育に係わる4択クイズも行われ「豆乳」は何を原料に作られている?「牛蒡」・「韮」の漢字はなんて読む?など調理以外でも児童たちの興味を集めていた。4年生の工藤志穂さんは「チーズのスープがおいしかった。また家でも料理してみたい」とおいしそうに食事しながら話してくれた。(長谷川)

 

広 尾 氷上の熱戦アイスストッカー

22.hiroo1.jpg目標のパックに向けて勢いよくストーンを投げる 第36回アイスストッカーひろお大会が広尾小学校特設リンクで開催された。
 アイスストッカーは広尾町発祥のスポーツで、寒さの厳しい冬の間、室内にこもりがちな町民の健康づくりのために考案された。
 ルールは、標的となるアイスホッケーのパックに向けて大小さまざまな手作りのストーンを投げて、できるだけ標的の近くに止めて得点を競うもの。今年は町外からの参加も合わせて40組、約220人が参加し大盛況となった。22.hiroo2.jpg目標地点を指示する
 小雪の舞う中、参加者は配置を考えながら、一投一投慎重にストーンを滑らせ、ナイスショットが決まると大きな歓声が上がり、会場は寒さを忘れるほどの熱気に包まれた。
 優勝経験を持つ強豪チーム「のんべいず」を率いる浜野隆さん(共栄地区)は、「今年は惜しくも予選敗退となってしまったが、雪辱を期し来年に向けた反省会をこれから急いで盛大に行う」と、笑顔いっぱいで話してくれた。(井上
 

中札内 楽しくクリーンな収穫祭

24.nakasatsunai1.jpg村の特産品を買い求める来場者 第36回中札内村収穫感謝祭(同実行委員会主催)が中札内村民体育館で開催された。
 昨年は春先からの天候に恵まれ、どの作物も豊作で、村の特産品である枝豆加工品をはじめ、ナガイモ、卵、乳製品を買い求める客でにぎわった。会場では、恒例の紅白たまごが配布され、ステージイベントでは、ポロシリ太鼓、カラオケ、ものまねショーなどが行われた。最後のお楽しみ抽選会では枝豆加工品な24.nakasatsunai2.jpgものまねタレント筍(TAKENOKO)さんによるものまねショーどの豪華賞品が245本用意され、大いに盛り上がっていた。
 会場でそば、うどんの販売をしていた田中由美さん(東戸蔦第1地区)は「今年もたくさんの来場者で、そば、うどん共によく売れましたが、ゴミ一つ残すことなく持ち帰っていただき非常に助かりました」と嬉しそうに話してくれた。(加藤
 

新 得 全日本バンディ選手権

31.sintoku1.jpg新得バンディクラブのメンバー アイスホッケーの起源とされる氷上球技「バンディ」初の全日本選手権が、町営スケートリンクで開催された。道内外の3チームが出場し、地元新得のバンディクラブが初代王者に輝いた。
 バンディは11人が専用のスティックを使い、プラスチック製のボールを相手ゴールに入れて点を取り合うスポーツ。町内に国際大会でも使用できる専用リンクが国内で初めて完成し、全日本選手権を行うこととなった。
 新得バンディクラブは日本代表の大谷賢司さん31.sintoku2.jpg別の大会でのプレーの様子(JA新得町職員)が中心となり、屈足地区の平一真さん(畑作)らとともに大会に出場した。平さんは「実際に試合をしてみて、経験の少ないメンバーが多いがすごく楽しい試合でした。バンディが普及し、冬のスポーツとして定着してくれれば」と話してくれた。
 二人は世界選手権(1月28日から2月3日開催)日本代表にも選ばれ、平さんは世界選手権でもメダルを取りたいと抱負を語ってくれた。(佐藤
 

足 寄 むかしのお正月あそび

40.asyoro1.jpg射的に悪戦苦闘する子どもたち むかしのお正月あそび2018(町地域子ども会育成連絡協議会ほか主催)が町民センターでにぎやかに開催され、幼児や小学生、一般も含めて約90人が参加した。
 参加者は射的やめんこなど、いろいろな昔あそびを満喫。万華鏡作りにも挑戦し、子どもたちは保護者らの手を借りながら完成させていた。昼前には足寄もちつき隊の協力のもと、一緒に餅つきを行い、つき立ての餅を雑煮などで味わった。
 この日、親子4人で40.asyoro2.jpgみんなで餅つき参加した螺湾地区の斉須由香さん、彩音さん(小4)、望未さん(小1)、芽生ちゃん(2歳)は「万華鏡作りがちょっと難しかったが、完成した自分の万華鏡をのぞくととても綺麗で良かった。射的で最高得点を出せたのがうれしかった」と笑顔で話してくれた。(伊藤
 

本 別 本別町初の共同酪農法人誕生

42.honbetsu1.jpg落成式の様子 町内で初の共同酪農法人となる、㈱クリーブミルキーライン(活込地区)の落成式がこのほど行われた。
 町内3戸の酪農家が集まり、代表取締役に高橋好則さん、取締役に佐川祐希さん、岡本直之さんが就任し、共同酪農法人を設立した。施設は200頭牛舎3棟、乾乳舎1棟、50ポイントロータリーパーラー室1棟、シート糞尿貯留槽2基からなる。
 稼動初年度は搾乳牛450頭から始まるが、42.honbetsu2.jpgロータリーパーラーは本別町初の導入となった2年目には搾乳牛を600頭まで増頭、5年目には出荷乳量6,000㌧を目標としており、町内最大規模の酪農場となる予定だ。
 高橋代表は「家族が子育てや介護で忙しい時は仕事をカバーし合えるのが家族経営の良い所。その長所を残しつつ、3戸で協力し、助け合いながら経営していきたい。雇用創出の面からも地域に貢献できたらいい。3戸が相談してつけた法人名にあるクリーブとは突き進むという意味。牛の健康に気を配りながら出荷乳量を伸ばし、目標に向かって突き進んで行きたい」と話してくれた。(上沢)
 

幕 別 今年も楽しく視察研修

51.makubetsu1.jpg米村牧場にて(写真提供:JA幕別町) JA幕別町青年部畜産研究部(高畠直樹部会長=美川地区)が、今年度も管外視察研修を開催し、10名の部員が参加した。
 研修は一泊二日で行われ、MSK本社(恵庭市)、よつ葉中央研究所(北広島市)、米村牧場(江別市)を視察した。
 MSK本社では、最新のトラクターやテッダー、ロールベーラーなどの農業機械の展示があり、51.makubetsu2.jpgMSK本社での機械見学(写真提供:JA幕別町)参加者は新しい機械類に興味津々で多くの質問が飛び交った。よつ葉中央研究所では、乳および乳製品の開発についての研修となり、その過程での乳成分の検査機械や、有用微生物の研究についてなどの専門的な説明に参加者は熱心に耳を傾けた。米村牧場のチーズ工房見学では、チーズ作りの他、ホエーを給与した豚の加工販売についての説明を受け、その品質の高さに参加者からは感心の声が上がった。夜の懇親会では、参加者同士の近況を報告しあったり、農業経営についての情報交換を行うなど、大盛り上がりとなった。
 高畠部長は、「専門的な説明は少し難しく感じるところもあったが、複雑な乳製品の開発過程を知ることができて勉強になった。六次産業に興味があり、米村牧場での話は将来的な目標設定のために参考になった」と話してくれた。(豊岡)
 

浦 幌 ロボット搾乳牛舎で省力化

53_urahoro2.jpg最新技術が導入された牛舎内部 静内地区で酪農を営むミルクフォレスト㈱がロボット搾乳牛舎を建設。最終的な仕上げを残してはいるものの、牛舎は1月22日より稼動を開始し、最新システムの4台のロボット搾乳機が順調に搾乳を始めている。
 牛舎設備も最新の技術を多く取り入れたものになっている。全自動の換気、照明システムや弾力が強く牛の膝にも優しい牛床マット等、牛がより快適に過ごせるように体調管理と事故低減にも余念がない。53_urahoro.jpg塚田代表の念願だった新牛舎
 代表を務める塚田健一さんは「十数年前からの夢がようやくかなった。新しい技術を取り込んで経営に役立てていきたい。機械による省力化に頼りきりにならず、牛一頭一頭の管理も怠ること無く続けていきたい」と新たな決意を嬉しそうに話してくれた。(浅井)
 

上士幌 創立七十周年を迎えて

61.kamisihoro1.jpg式典には関係者約150名が出席 JA上士幌町(小椋茂敏組合長)が創立七十周年を迎え、町山村開発センターで記念式典を開催した。
 式典には組合員、元組合員、関係機関など約150名が出席。小椋組合長は式辞で「昭和二十三年に上士幌農協が設立され本年で七十周年を迎えるにあたり、これまで幾多の農業情勢の変化があり、その中でも組合員の相互扶助の力と先人の方々が築いてきた開拓魂とそれを後継者が引き継いだ力、技術が結集したからこそ今日があります。61.kamisihoro2.jpg式辞を述べる小椋組合長現在も農業情勢は国内、海外を問わず予断を許さない状況にありますが、組合員と農協が団結して進めていかなくてはいけません」と挨拶した。
 式典では同農協の七十年の歩みが述べられ、顕彰者への感謝状が贈呈された。顕彰者を代表して第十代組合長の高杉國次氏より謝辞が述べられた。その後記念講演が行われ、万歳三唱で式典を終了した。(飯島)