2018_石灰乳塗布のすすめ of tokachi_nosai

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 衛生管理区域の消毒に使用される身近な消毒薬のひとつに石灰があります。今回は石灰の活用方法のひとつとして、石灰乳塗布について紹介します。
 

 
 石灰は水と反応して強アルカリ性を示すことで消毒効果を発揮し、各種微生物に対して広く消毒効果を示します。消石灰は踏み込み消毒槽や牛舎周辺、車両の出入口、施設やパドック等に散布され、広く利用されていますが、石灰乳塗布には生石灰やドロマイト石灰を使用します。しかし生石灰は、それ自体の刺激性や、水との化学反応で高熱を発することから取扱いには注意が必要で、使用時の安全性が高く、塗布後の付着性の良さから、ドロマイト石灰が多く利用されるようになっています。
 

 
 ドロマイト石灰乳を広範囲に塗布する場合には専用の動力洗浄機がありますが、子牛のペンなど部分的に塗布したい場合は、バケツに水と石灰を混ぜ、ハケなどで塗布することも可能です。塗布時の注意点としては、直接皮膚に付着しないよう、ゴーグル、マスク、手袋等を使用することと、乾燥すると硬くなるので使用した道具は速やかに洗浄することが必要です。作業中、牛は外に出しておき、塗布した石灰が乾燥してから戻すようにしましょう。写真.jpg石灰乳塗布の様子
 

 
 通常の粉末散布では消毒しにくい壁面や牛床の隅など細部を消毒でき、金属柵や配管にも塗布する事ができ防錆効果もあります。また、石灰乳が付着した部分を消毒するだけではなく、被膜を作ることで微生物を封じ込める効果もあります。
 さらに、石灰乳塗布に先立って牛舎の清掃を行うことで牛舎の整理整頓ができ、石灰乳塗布後の白い壁は牛舎内を明るく清潔に見せる効果もあります。
 

 
各種消毒薬の微生物に対する消毒効果
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 石灰塗布は時間と手間がかかるので日常の消毒には向きませんが、年に1~2回の塗布をお勧めします。冬は石灰の乾燥に時間がかかるので、春と秋の塗布がお勧めです。身近な石灰をもう少し活用してみませんか?
 



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